2006年01月25日

「神経を抜く」には高度の技術と丁寧な治療が必要です

治療の質について治療の質が問われる、目に見えない治療(特に歯の根の治療)を含む、実際の当院での治療を例に説明します。一般的に、歯の「神経を抜く」と言われる治療は、歯の痛みを止めるだけの治療と考えられがちです。しかし、本来は、歯の神経がなくなって枯れ木のようにもろくなってしまう歯を、元のままの健康な歯と同じぐらい丈夫で健康になるようにしてあげる治療といえます。実際このような治療には、高度の技術と丁寧な治療が必要とされます。そのためアメリカでは、専門医「Endodontist」【根管治療専門医】がこの治療に当たることになっています。歯の神経を抜く治療を受けたのに結局また同じところが数年後に腫れて痛み出し抜歯にいたる、という状態になることが現実的に多く見られます。これは「治療の質」=根管治療に対する理解」=神経がなくなった後の歯に対する考えがなかったためです。歯の痛み自体は、神経を治療すれば簡単におさまります。しかし、その後、その歯が健全な歯と同じぐらい元に戻るには、高度の技術と丁寧な治療が必要になってきます。是非、こういった理解を持っていただきたいと思っています。

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posted by 北山吉川歯科クリニック at 20:00| 歯の神経(歯の根)の治療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする