2010年08月28日

矯正治療の後戻りについて


 歯列矯正(歯科矯正)で最初悪かった歯並びが驚くほど動き綺麗に並び整うのは、わかりやすく言えば、歯を支える顎の骨が軟らかくなり、歯が動いた後、元の堅い状態になり、綺麗な歯並びの口元になるとうい治療ですが、この歯列矯正(歯科矯正)は、歯が動いた後、歯が元の位置に戻ろうとする力がなくなって安定するなで、保定と呼ばれる、歯固めをしばらくの期間しなければなりません。
 通常その期間は、矯正にかかった期間のおよそ、1.5倍から2倍必要といわれています。
歯列矯正を終えて、綺麗に並んだ歯はこの保定期間を経て、安定した、綺麗な歯並びとかみ合わせになります。
また、このもとに戻ろうとする力などで少し動いてしまった状態を後戻りといいます。

この保定装置は、付け外しのタイプや固定のタイプがありますが、万が一術後に後戻りが起こっても、保定装置で修正矯正をすることは可能です。
ただし、付け外しのタイプは患者さんに術後もきちんと管理してもらわないといけない必要があります。


術後の後戻りが見られます。

このような装置を入れます

青い部分を歯科医師が調整し赤い方向に力がかかるようにします

歯並びが引き締まるように装置が入ります

調整後約2週間

このように装置が後戻りの改善と保定をしています。

矯正のいわゆるワイヤーを外してからもある程度の微調整は可能です。
posted by 北山吉川歯科クリニック at 12:21| 矯正歯科(歯列矯正) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする