2016年12月14日

歯科用レーザー治療を併用、応用した根管治療

根管治療の再治療の場合、多くは、その歯の歯根(歯の根っこ、歯の根管)に問題を抱えているだけでなく、その歯の内部(虫歯と、壊死歯髄の残存)と、歯を支える歯周組織(歯槽骨、歯肉、歯肉溝、歯周ポケット)などにも問題を抱えており、そのすべての問題を解決しなければ、根管治療(歯の神経の治療、歯の根っこの治療、歯内療法)を成功させることは難しくなります。


内部の虫歯と壊死、感染歯髄組織を取り除くと同時に、歯の内部、根っこと、歯の周囲歯肉組織を歯科用レーザーで治療します。


そのあとは、すぐに、仮歯を装着し、歯の内部と周囲の組織の回復を待ちます。

次のアポイントで、根管治療のための歯の周囲組織が回復したら、再度、根管治療で、歯の根っこの先の根尖組織を回復するために、再度歯の根管部分(歯の根っこの部分)の壊死、感染歯髄組織を取り除く治療を行います。


次のアポイントで、歯の失われた部分(セメント質、象牙質部分)を修復し、クラウン(人工ナメル質部分)を修復し健康な歯を取り戻します。


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2015年11月11日

歯性上顎洞炎の治療とCTによる治療診断評価

虫歯や歯周病が、蓄膿の原因となることがあることは、歯性上顎洞炎という言葉が知られるようになってきて、認識が高まってきましたが、その、診断、治療、評価の方法も様々な変化が見られるようになってきました。

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術前の口腔内

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右上奥の歯ぐきに痛み程でもない腫れと違和感がある

 

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歯の根の病気が原因のようであるが、精密な検査が必要

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CTにより症状の原因と状態が確認でき、確定診断が可能になる。

レントゲン診断の欠点、デメリットとして、症状を読影するための陰影(像の重なり)や基本的に硬組織(骨のみ、炎症像などは白く曇る程度、また、曇りがみられるときは症状が進んでいるときが多い)

この場合、虫歯が原因で歯根嚢胞、歯性上顎洞炎の初期症状がおこっている。

 

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更に、コンピューター解析による歯と歯周組織の状態を、よりリアルにビジュアル化して把握することができる。

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歯を支える顎の骨も溶けており、通常の歯科治療では、歯を抜いて治さなければ治療できませんが、当クリニックでは、このような状態の歯を抜かずに、また、歯周組織の骨の再生による回復治療が可能です。

 

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虫歯治療、根管治療を行った。

 

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2回目のアポイント時

腫れは一回目の治療で治癒するように治療ができている

 

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下の歯も、同じような問題があったため、歯を抜かなくて済むように治療

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内部の虫歯除去が必要

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内部の感染牙質除去と、不良な根管治療の再治療

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内部の感染牙質除去

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治療後の定期健診時(初診時から4か月目)

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治療後の定期健診時(初診時から4か月目)のCTによる治療評価

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歯周組織の骨も再生して、歯がしっかりし、きちんと噛めるようになりました。

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根管治療の偶発症のリカバー治療(根管内破折器具の除去と根尖病変の治癒)

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根管治療(歯の根の治療)を受けたにも関わらず、痛みが続くため、根管治療の専門治療ができる歯科医院を探して、当院に来院されました。

初診時の、レントゲンで、歯根膿瘍、根管内の器具の破折、歯石、歯垢の付着による歯周組織の問題などがみられましたが、根管治療の再治療で症状が改善できると診断し、治療を行いました。

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初診時の状態

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虫歯、歯髄(歯の神経)の感染、壊死組織、根管内破折器具がみられました。

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虫歯になっていいない歯質はなるべく削らずに、複雑な形態の歯髄(歯の神経)を適切に治療しながら、根管内破折器具も除去し、ました。

 

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その後、根尖の歯根膿瘍を治療しました。

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根尖の歯根膿瘍(歯根嚢胞)を治癒させ、歯の根の保存剤を入れ根管治療を終えました。

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歯をなるべく削らない、歯をなるべく残しながら、なおかつ虫歯や感染牙質の取り残しはないようにきちんと治療し、歯を元通りの丈夫な歯に回復するように治療しましした。

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丈夫で、審美的なセラミックの歯できれいに回復し、咬み合わせのバランスもいい状態で治療を終えました。

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2015年09月05日

根管治療による歯を抜かない審美治療

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前歯の痛みで、抜歯して、インプラントを勧められ、歯を抜かないで治療する方法を探して、当クリニックに来院されました。

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自覚症状のない部分も全体に同様の問題がありましたが、取り急ぎ、大切な前歯が抜かずに残せるように、詳しい検査診断と、治療計画を立て、治療を開始しました。

(レントゲンの丸はイヤリングが映り込んだもの)

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前歯なので、口元の審美的な印象も問題になっていました。

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前歯のセラミッククラウンを外しました。

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クラウンの内部も問題がありました。

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クラウンの下の土台や、歯の根、その周囲の歯周組織にも問題がありました。歯の根の内部の黒く変色した汚染物を取り除きました。

この初期の段階で、最終の仕上がりの歯が審美的になるように、歯ぐきのレーザー治療も同時に行いました。

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歯の根の内部、歯の根の先の嚢胞などの問題を治療しました。

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審美的で丈夫な差し歯の土台治療を行いました。(治療開始からわずか3回目、一週間目なので、まだ、歯科レーザーによる傷は回復していませんが、レーザー治療による仕上がりがきれいなため、そのまま型どりを行います。)

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セラミックの歯をいれ、定期検診に移ります。

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定期検診時、傷が治り、きれいにお手入れされています。

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2015年09月04日

CTによる根管治療(歯の根、歯髄治療、歯内療法、歯の神経治療)の診断と治療評価

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歯根嚢胞による歯の喪失、抜歯、骨欠損を避けるために、根管治療(歯の根、歯髄治療、歯内療法、歯の神経治療)はとても重要な治療になりますが、その治療の成否を正確に評価するために、従来のレントゲンによる、診断、治療評価のほかに、CTによる方法が、より優れている場合があります。

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CTのデータをコンピューター処理により3次元評価できるようにした画像です。

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上のCT画像3次元処理の画像です。

レントゲンで認められた下の前歯の歯の根の先にある病変の状態がわかりやすく観察できます。(下の前歯の根の先の顎の骨が穴が開いたようになっています。

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術後6か月目の定期検診時のレントゲンです。

歯の根の先の病変は縮小傾向にありますが、まだ消失していません。

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術後10か月目の定期検診時のレントゲンです。

歯の根の先の病変は更に縮小傾向にありますが、まだ消失していません。患者様の年齢を考慮しても、通常はこれぐらいの期間で、治癒するか、消失して完治しますが、レントゲンではまだ、治癒していないようにも見えます。

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CTによる評価です。

術前のCTと見比べるとかなり治癒してきているのがわかります。

更に従来のCTは、最新のコンピューターデジタル処理により、より有効な、治療評価をすることができます。

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術前のCTによる嚢胞の大きさの計測(画像をクリックすると拡大)

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術前のCTによる嚢胞の大きさの計測(画像をクリックすると拡大)

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術後のCTによる嚢胞の大きさの計測(画像をクリックすると拡大)

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術前のCTによる嚢胞の大きさの計測(画像をクリックすると拡大)

正確に治癒傾向を確認できる。


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2014年11月01日

根管治療 歯の根の治療(歯の神経の治療、歯髄治療)のセルフチェック

京都市左京区の北山にある、インプラント、矯正歯科(歯列矯正)、審美歯科、歯周病治療、根管治療専門の北山吉川歯科クリニックです



セルフチェックについて

症状によるセルフチェック
  • 自発痛(何もしなくても痛むか、夜間ズキズキ痛むか、鈍い痛み、鋭い痛み、間歇的な痛み)
  • 誘発痛(冷たいもの、熱いもの、甘いものが痛んだり、しみたりするか?)
  • 打診痛(噛んでみたり、軽く叩いてみて痛みがあるか?)
  • 視診・触診(虫歯になっているか、歯が摩耗しているか?)
目で見るセルフチェック

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2014年09月30日

根管治療とは

京都市左京区の北山にある、インプラント、矯正歯科(歯列矯正)、審美歯科、歯周病治療、根管治療専門の北山吉川歯科クリニックです



根管治療とは


  「アメリカ歯科医師会(ADA)ブローショアーより」

根管治療とは歯の根の治療(歯の神経の治療)のことで、日本では根管治療(根幹、根冠ではなく)、あるいは、専門的には歯内療法と呼ばれます。

この治療はいわゆる、歯の神経を抜くという意味合いの治療ではなく、虫歯、歯槽膿漏、かみ合わせの問題、その他の、歯の疾患原因により、歯の神経としての役目を終えてしまった歯の神経の代わりに、歯科医師が、歯の内部に、歯を生きた歯と同じようにその後もお口の中に、咀嚼組織としての機能及び、審美的に健康な口腔状態を維持させるために発達した、お口の健康のために、非常に大切な治療です。

よりわかりやすくいいかえれば、歯が痛んだり、腫れたりしたときに、その原因となる歯を原因を除去するために抜いてしまうのではなく、痛みや、腫れの症状のみを取り除き、歯の健康を回復して、よみがえらせる治療です。
日本では、歯が痛い時に、歯の神経を治療することが必要と診断された場合、歯の神経の治療は専門になるので専門医に行くようにといった紹介をされることはありませんが、歯科先進国のアメリカには、Enddontistという専門医(Specialist)が行う、Enddontictreatment、あるいはRootcanaltreatmentと呼ばれる治療を指します。

なぜ、アメリカでは、この根管治療が専門の治療に分けられているかというと、その治療の難しさに理由があります。

今日、目覚ましい、発達をし、歯科治療のレベルをおおいに高めた治療の一つに、歯科インプランントがあります。この歯科インプランントの治療は、失った歯(永久歯)をもう一度取り戻す、歯科の再生、再建治療として、非常に重要な役割を果たし、その治療のメリットを多くな患者様が享受し、一昔前では、一度歯を失うと、入れ歯(義歯)でその失った部分を補う以外に方法がなかったことから考えても、大変な素晴らしい治療です。

根管治療は、そのインプランントの治療のずっと以前からある治療ですが、痛みや腫れがあると、歯を抜いていた時代には、同じく、その当時の素晴らしい再生治療の一つです。

どちらの治療も、現在ほぼ、治療法も確立され、安定した治療ですが、以前根管治療が、専門治療とされているのは、その精密さと難易度に差があるからです。

具体的には、インプラントは、骨にドリルで穴をあけ、差し歯を埋め込みます。一方、根管治療は、その骨より小さい、歯の根にドリルで穴をあけ、差し歯を埋め込みます。

そして、治療後、骨に行ったインプランント治療は、骨の自然治癒に助けられ、安定しますが、根管治療は、歯が自然治癒することがないため、確実に歯科医師が治さなければならないといった違いが、難しさの違いの一つになります。(ただし、インプランントはより全身的な手術の難しさを伴います。)

このようなことにより、その技術の差が大きな根管治療は、歯を大切にしたい、患者様にとってとても大切な治療になるはずです。

  usa enddontics dds
「アメリカの根管治療専門の歯科医院」

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2014年09月29日

歯髄疾患、いわゆる歯髄炎(急性歯髄炎、慢性歯髄炎、歯髄壊死)の症状

京都市左京区の北山にある、インプラント、矯正歯科(歯列矯正)、審美歯科、歯周病治療、根管治療専門の北山吉川歯科クリニックです



歯の神経の疾患の症状としては、専門的には歯髄疾患の症状としては専門的には以下のように分類されます。

歯髄疾患、いわゆる歯髄炎(急性歯髄炎、慢性歯髄炎、歯髄壊死)の症状

歯痛(機械的刺激、冷温痛、自発痛、放散痛)などがみられ、進行して、歯の神経が壊死すると、歯痛が一旦消失する。
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根尖性歯周疾患、いわゆる感染根管(急性根尖性歯周炎、慢性根尖性歯周炎、歯根嚢胞)の症状

  歯痛、歯の浮いた感じ、歯の動揺、歯肉の腫脹、排膿などがみられる。慢性の場合、歯痛がみられない場合が多い。
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歯髄炎(急性歯髄炎、慢性歯髄炎、歯髄壊死)の症状

  自覚症状(自発痛)は少ないが、温度刺激などで自覚症状(自発痛)が起きやすくなったり、、一過性の疼痛が起きることがある。  
  1. 急性単純性歯髄炎 自覚症状(自発痛)は少ないが、温度刺激などで自覚症状(自発痛)が起きやすくなったり、、一過性の疼痛が起きることがあり、
  2. 急性化膿性歯髄炎  自覚症状(自発痛)があり、温度刺激などで自覚症状(自発痛)や誘発痛が高まったり、、一過性の疼痛が起きることがある。
  3. 壊疽性歯髄炎   自覚症状(自発痛)があり、温度刺激などで自覚症状(自発痛)や誘発痛が高まったり、、一過性の疼痛が起きることがあり
  4. 慢性潰瘍性歯髄炎 自覚症状(自発痛)はなく、歯髄の増殖部を触ったり、齲窩(虫歯で穴の開いた部分)に食べ物などが詰まると、一過性の疼痛が起きることがありる。
  5. 慢性増殖性歯髄炎 自覚症状(自発痛)はなく、歯髄の増殖部を触ったり、齲窩(虫歯で穴の開いた部分)に食べ物などが詰まると、一過性の疼痛が起きることがあり
  6. 慢性閉鎖性歯髄炎 自覚症状(自発痛)はなく進行している場合が多い
     
  1. 歯髄壊死 自覚症状(自発痛)はないが、歯は変色していたりする。
  2. 歯髄壊疽 自覚症状(自発痛)はないが、歯は変色していたりする。
  3. 上行性歯髄炎 自覚症状(自発痛)はないが、歯は変色していたりする。
  4. 特発性歯髄炎 一過性のものが多い。
  5. 歯髄の退行性変化 自覚症状(自発痛)はないことが多い。
 

感染根管(急性根尖性歯周炎、慢性根尖性歯周炎、歯根嚢胞)の症状

 
  1. 急性単純性根尖性歯周炎 自覚症状(自発痛)は少ないが、つかれたり、免疫力が起きると、腫脹や疼痛が起きることがある
  2. 急性化膿性根尖性歯周炎 自覚症状(自発痛)は強くが、つかれたり、免疫力が起きると、腫脹や疼痛が起きることがあり、炎症が、歯の周囲の歯根膜、骨内、骨膜下、粘膜下に波及する
  3. 慢性単純性根尖性歯周炎 自覚症状(自発痛)は少ないが、つかれたり、免疫力が起きると、腫脹や疼痛が起きることがある
  4. 慢性化膿性根尖性歯周炎 自覚症状(自発痛)は少ないが、つかれたり、免疫力が起きると、腫脹や疼痛が起きることがある
  • 歯根肉芽腫 自覚症状(自発痛)は少ないが、つかれたり、免疫力が起きると、腫脹や疼痛が起きることがある
  • 歯根嚢胞 自覚症状(自発痛)は少ないが、つかれたり、免疫力が起きると、腫脹や疼痛が起きることがある
  • フェニックス膿瘍 自覚症状(自発痛)は少ないが、つかれたり、免疫力が起きると、腫脹や疼痛が起きることがある
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2014年09月28日

歯の根の病気の原因

京都市左京区の北山にある、インプラント、矯正歯科(歯列矯正)、審美歯科、歯周病治療、根管治療専門の北山吉川歯科クリニックです



歯の根の病気の原因には代表的なものとして、次の様なものがあります。
  • 虫歯
  • 歯槽膿漏
  • かみ合わせ(歯の破折、外傷性咬合など)
  • 歯髄に対する刺激(温度刺激、薬剤刺激、電気刺激等)
 

虫歯

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歯槽膿漏

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かみ合わせ(歯の破折、外傷性咬合など)

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歯髄に対する刺激(温度刺激、薬剤刺激、電気刺激等)

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    歯の神経の疾患の原因としては、専門的には以下のように分類されます

歯髄疾患、いわゆる歯髄炎(急性歯髄炎、慢性歯髄炎、歯髄壊死)の原因

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根尖性歯周疾患、いわゆる感染根管(急性根尖性歯周炎、慢性根尖性歯周炎、歯根嚢胞)の原因

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歯髄炎(急性歯髄炎、慢性歯髄炎、歯髄壊死)の原因

  虫歯などの細菌性刺激、歯の外傷、歯の切削時(歯を治療するとき)の温熱刺激、レジンプラスティック(歯の詰め物)の化学的刺激 (窩洞)歯の穴の乾燥や脱水、歯への冷温刺激、歯への甘味の刺激、歯への薬剤の刺激、など
  1. 急性単純性歯髄炎 虫歯などの細菌性刺激、歯の外傷、歯の切削時(歯を治療するとき)の温熱刺激、レジンプラスティック(歯の詰め物)の化学的刺激(窩洞)歯の穴の乾燥や脱水、歯への冷温刺激、歯への甘味の刺激、歯への薬剤の刺激、など
  2. 急性化膿性歯髄炎  虫歯などの細菌性刺激、歯の外傷、歯の切削時(歯を治療するとき)の温熱刺激、レジンプラスティック(歯の詰め物)の化学的刺激、(歯髄)歯の神経の穴への細菌感染、歯槽膿漏(歯周病)からの上行性歯髄炎など
  3. 壊疽性歯髄炎   化膿性歯髄炎の腐敗
  4. 慢性潰瘍性歯髄炎 虫歯などからの歯髄への細菌性の感染
  5. 慢性増殖性歯髄炎 虫歯などからの歯髄への細菌性の感染
  6. 慢性閉鎖性歯髄炎 主に、進行の遅い慢性齲蝕(慢性の虫歯)や、以前の治療(詰め物や被せ物)の下や中での虫歯の取り残しや感染
 
  1. 歯髄壊死 、虫歯などの細菌性刺激、歯の外傷、歯の切削時(歯を治療するとき)の温熱刺激、レジンプラスティック(歯の詰め物)の化学的刺激、(窩洞)歯の穴の乾燥や脱水、歯への冷温刺激、歯への甘味の刺激、歯への薬剤の刺激など
  2. 歯髄壊疽 歯髄壊死した歯の神経(歯髄)の腐敗
  3. 上行性歯髄炎 歯槽膿漏(歯周病)や隣在歯の根尖性歯周疾患(いわゆる感染根管)
  4. 特発性歯髄炎 不明
  5. 歯髄の退行性変化 歯髄の物理的、化学的、機械的、刺激や加齢的変化
 

感染根管(急性根尖性歯周炎、慢性根尖性歯周炎、歯根嚢胞)の原因

 
  1. 急性単純性根尖性歯周炎 虫歯などの細菌性刺激、歯の外傷、歯の切削時(歯を治療するとき)の温熱刺激、レジンプラスティック(歯の詰め物)の化学的刺激、(窩洞)歯の穴の乾燥や脱水、歯への冷温刺激、歯への甘味の刺激、歯への薬剤の刺激などで歯髄炎から感染根管に移行すること
  2. 急性化膿性根尖性歯周炎 虫歯などの細菌性刺激、歯の外傷、歯の切削時(歯を治療するとき)の温熱刺激、レジンプラスティック(歯の詰め物)の化学的刺激、(窩洞)歯の穴の乾燥や脱水、歯への冷温刺激、歯への甘味の刺激、歯への薬剤の刺激などで歯髄炎から感染根管に移行すること
  3. 慢性単純性根尖性歯周炎 虫歯などの細菌性刺激、歯の外傷、歯の切削時(歯を治療するとき)の温熱刺激、レジンプラスティック(歯の詰め物)の化学的刺激、(窩洞)歯の穴の乾燥や脱水、歯への冷温刺激、歯への甘味の刺激、歯への薬剤の刺激などで歯髄炎から感染根管に移行した急性単純性根尖性歯周炎が放置されたことにより慢性化したもの、あるいは、不完全な根管治療により、慢性化したもの
  4. 慢性化膿性根尖性歯周炎 虫歯などの細菌性刺激、歯の外傷、歯の切削時(歯を治療するとき)の温熱刺激、レジンプラスティック(歯の詰め物)の化学的刺激、(窩洞)歯の穴の乾燥や脱水、歯への冷温刺激、歯への甘味の刺激、歯への薬剤の刺激などで歯髄炎から感染根管に移行するした急性単純性根尖性歯周炎が放置されたことにより慢性化したもの、あるいは、不完全な根管治療により、慢性化し膿が出る(瘻孔)もの
  • 歯根肉芽腫の原因 虫歯などの細菌性刺激、歯の外傷、歯の切削時(歯を治療するとき)の温熱刺激、レジンプラスティック(歯の詰め物)の化学的刺激、(窩洞)歯の穴の乾燥や脱水、歯への冷温刺激、歯への甘味の刺激、歯への薬剤の刺激などで歯髄炎から感染根管に移行し、更に慢性性化膿性根尖性歯周炎から移行したもの
  • 歯根嚢胞の原因 虫歯などの細菌性刺激、歯の外傷、歯の切削時(歯を治療するとき)の温熱刺激、レジンプラスティック(歯の詰め物)の化学的刺激、(窩洞)歯の穴の乾燥や脱水、歯への冷温刺激、歯への甘味の刺激、歯への薬剤の刺激などで歯髄炎から感染根管に移行し、更に慢性性化膿性根尖性歯周炎から移行した歯根肉芽腫のマラッセ残存上皮が慢性炎症などの刺激により増殖したもの
  • フェニックス膿瘍の原因 虫歯などの細菌性刺激、歯の外傷、歯の切削時(歯を治療するとき)の温熱刺激、レジンプラスティック(歯の詰め物)の化学的刺激、(窩洞)歯の穴の乾燥や脱水、歯への冷温刺激、歯への甘味の刺激、歯への薬剤の刺激などで歯髄炎から感染根管に移行し、更に慢性性根尖性歯周炎が急性化したもの
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2014年09月26日

根管治療の診断について

京都市左京区の北山にある、インプラント、矯正歯科(歯列矯正)、審美歯科、歯周病治療、根管治療専門の北山吉川歯科クリニックです



診断の種類

 
  • 歯髄炎(急性歯髄炎、慢性歯髄炎、歯髄壊死)
  • 感染根管(急性根尖性歯周炎、慢性根尖性歯周炎)
  • 知覚過敏
 

診断の方法

  • 問診
  • 視診
  • 触診
  • 打診
  • 温度診
  • 電子歯髄診
  • レントゲン診査
  • 咬合診

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2014年09月24日

根管治療、歯の根の治療(歯の神経の治療、歯髄治療)の予後について

京都市左京区の北山にある、インプラント、矯正歯科(歯列矯正)、審美歯科、歯周病治療、根管治療専門の北山吉川歯科クリニックです



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根管治療の予後について

根管治療の予後については、歯の根(歯根)と歯(歯冠)の修復が終わった後に、定期健診で経過観察し確認します。その際に、予後の成功率にかかわる重要な要素として、
  • 歯の根(歯根)の修復をどのような材料と治療で行ったか、また、どれだけ厳密に行ったか、
  • その次に、歯(歯冠)の修復をどのような材料と治療で行ったか、また、どれだけ厳密に行ったか、
  • その次に、かみ合わせのバランスが取れているか(歯の根の治療の原因の一つである、かみ合わせの問題があると、歯の根が治らない)
  RCT要素 図1 これらの要素が満たされて、根管治療を行った歯が、元通りの天然の歯のように、お口の中で、健康な歯として残り、機能します。
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2014年09月22日

根管治療 歯の根の治療(歯の神経の治療、歯髄治療)のセルフチェック

京都市左京区の北山にある、インプラント、矯正歯科(歯列矯正)、審美歯科、歯周病治療、根管治療専門の北山吉川歯科クリニックです



セルフチェックについて

症状によるセルフチェック
  • 自発痛(何もしなくても痛むか、夜間ズキズキ痛むか、鈍い痛み、鋭い痛み、間歇的な痛み)
  • 誘発痛(冷たいもの、熱いもの、甘いものが痛んだり、しみたりするか?)
  • 打診痛(噛んでみたり、軽く叩いてみて痛みがあるか?)
  • 視診・触診(虫歯になっているか、歯が摩耗しているか?)
目で見るセルフチェック

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2014年09月21日

根管治療 歯の根の治療(歯の神経の治療、歯髄治療)の目的

京都市左京区の北山にある、インプラント、矯正歯科(歯列矯正)、審美歯科、歯周病治療、根管治療専門の北山吉川歯科クリニックです



根管治療の目的とは、いわゆる、歯の神経を抜くという意味合いの治療ではなく、虫歯、歯槽膿漏、かみ合わせの問題、その他の、歯の疾患原因により、歯の神経としての役目を終えてしまった歯の神経の代わりに、歯科医師が、歯の内部に、歯を生きた歯と同じようにその後もお口の中に、咀嚼組織としての機能及び、審美的に健康な口腔状態を維持させるために。


よりわかりやすくいいかえれば、歯が痛んだり、腫れたりしたときに、その原因となる歯を原因を除去するために抜いてしまうのではなく、痛みや、腫れの症状のみを取り除き、歯の健康を回復して、よみがえらせることがその目的です。

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2014年09月19日

根管治療 歯の根の治療(歯の神経の治療、歯髄治療)がなぜ必要か?

京都市左京区の北山にある、インプラント、矯正歯科(歯列矯正)、審美歯科、歯周病治療、根管治療専門の北山吉川歯科クリニックです



根管治療がなぜ必要か?   レントゲンで、歯の根の先に影が認められたものは、根尖性歯周炎と呼ばれ、根管治療ははじめての治療でも、再治療でも、根尖(歯の根の先)から、歯自体を支える、顎骨(顎の骨)との間にある歯根膜が、歯根膜炎を起こし、さらに進行して、歯根膿瘍を形成し、更に進行すると、歯槽骨の骨髄炎を引き起こす。この歯根膿瘍が、顎の骨と、歯茎の間にある、骨膜へ波及し、歯肉膿瘍を形成して、自壊し、排膿(膿が出ること)し、瘻孔(Fistula)を形成する。この瘻孔(Fistula)は歯瘻(Dental Fistula)とよばれ、口腔内や、口腔外に排膿路を形成する。


瘻孔(Fistula)は歯瘻(Dental Fistula)は、根尖性歯周炎(歯の根の先のレントゲンの影)が急性炎、慢性炎を繰り返しながら、顎の骨と、歯茎の間にある、骨膜へ波及し、歯肉膿瘍を形成して、自壊し、排膿(膿が出ること)し、慢性化したものから、急性化する場合と、自覚症状などがなく慢性化して、緩慢に病巣(炎症)が増大(大きくなる)して、更に、歯根嚢胞(radicular granuloma)や歯根肉芽腫(radicular cyst)に進行する。

この慢性根尖性歯周炎は自覚症状がないままに進行した歯の根の病気の歯よりは、すでに、以前、根管治療(歯の根の治療)を受けた歯の方に認められることが多い。

また、この根尖性歯周炎は上顎の小臼歯や大臼歯(上の奥歯)などに生じると、歯性上顎洞炎(いわゆる蓄膿症)の直接的な原因となるだけでなく、歯性病巣感染と呼ばれる、全身の離れた臓器や組織に時として、病気を引きおこず原因(原病巣)となることがあり、なるべく、病気の原因を治しておくことが望ましい病気です。

このように、歯の根の治療は、放置しておけば、症状が悪化し、抜歯(歯を抜く)しなければ治らないばかりでなく、歯と一緒に大きくなった病巣を摘出手術しなければならないことから、抜歯(歯を抜く)しなくて済むように、また、様々な病気の原因を予防するためにも大切な歯科治療になります。

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2014年09月17日

根管治療 歯の根の治療(歯の神経の治療、歯髄治療)の期間と回数  

京都市左京区の北山にある、インプラント、矯正歯科(歯列矯正)、審美歯科、歯周病治療、根管治療専門の北山吉川歯科クリニックです



根管治療の期間と回数  

歯髄炎の治療

  • 痛みのコントロール、詰め物、かぶせもの、虫歯の完全な除去、痛みの神経の除去と仮歯の装着(1回目のアポイント)
  • 保存剤を歯の根に詰めます。(1回目か2回目のアポイント)
  • 歯の根の修復治療(2回目か3回目のアポイント)
  • 修復した歯の根の上にセラミックのかぶせもの装着します。(2回目か3回目か4回目のアポイント )
  • 術後の検診(レントゲン)で治癒を確認(定期健診時経過観察にて確認)
 

感染根管の治療

  • 詰め物、かぶせもの、虫歯、神経の取り残しの除去と仮歯の装着(1回目のアポイント)
  • 古い保存剤の除去と神経の取り残しの完全除去と骨の再生治療(1回目か2回目のアポイント)
  • 新しい保存剤を歯の根に詰めます。(2回目か3回目のアポイント)
  • 歯の根の修復治療(2回目か3回目か4回目のアポイント )
  • 修復した歯の根の上にセラミックのかぶせもの装着します。(2回目か3回目か4回目か5回目のアポイント )
  • 術後の検診(レントゲン)で治癒を確認(定期健診時経過観察にて確認)
つまり、根管治療(歯内療法、根幹根冠治療、歯の根の治療、歯の神経の治療)はわずか数回で完了する治療です。 当クリニックでは、アポイントが、毎日であれば、わずか数日で治療は完了してしまします。(特別に進めるときは、1日で、セラミックの被せ物まで完了できます)WS000027  WS000026  WS000028 このような進め方と、他のクリニックとの進め方の違いが、根管治療自体の違いになります。

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根管治療 歯の根の治療(歯の神経の治療、歯髄治療)の検査について

京都市左京区の北山にある、インプラント、矯正歯科(歯列矯正)、審美歯科、歯周病治療、根管治療専門の北山吉川歯科クリニックです



根管治療の検査

根管治療の検査には、問診、視診、触診、打診、温度診、電子歯髄診、レントゲン診査、咬合診などがあります。

問診

既往歴
  • 全身的既往歴
  • 歯科的既往歴
主訴
  • 痛み(鋭い痛み、鈍い痛み、激痛、自発痛、発作痛、持続痛、間歇痛、夜間痛、嚥下痛、咬合痛、冷水痛、温熱痛、拍動痛、放散痛、誘発痛など)
  • 腫脹(歯ぐきが腫れている、歯ぐきがぷくっと腫れている、歯ぐきに血豆ができる)
  • 出血(歯ぐきから血が出る、歯から出血する)
  • 排膿(膿が出る、膿の味がする、膿のにおいがする)
  • 歯の破折(歯が折れた、歯にひびがいっている)
  • 歯の動揺(歯がグラグラする、歯が浮いた感じがする)
  • 開口障害(口が開かない、口が閉じない)
  • 咀嚼障害(痛くて噛めない)
  • 発音障害(喋りづらい)
  • 審美的障害(歯の変色が気になる)
  • 口臭
など

視診

口腔外所見(お口の周りの状態)
口腔内所見(お口の中の状態)
患歯の所見(歯の状態)

触診

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口腔外所見(お口の周りの状態)
口腔内所見(お口の中の状態)
患歯の所見(歯の状態)

打診

2014-10-14 15.09.32 2014-10-14 15.09.39 垂直打診 水平打診  

温度診

冷痛は、歯の表面に、チェアーから出る風を当てたり、氷を当てたり、綿花にクロロホルムを当て風を吹き付けたりして診査する。通常は冷痛は、歯の一過性の知覚過敏や、可逆性歯髄炎(回復する歯髄炎)として様子を見る。 温痛は、歯の表面に、温めたストッピング(通常、歯の神経の治療をした後に仮に、歯にあいた穴をふさいでおく時に用いられる材料)をあて、痛みを感じれは、本格的な歯髄炎が疑われ、歯の神経の治療が必要になることが多い。  

電気歯髄診

2014-10-10 16.19.47 2014-10-10 16.20.51 電気歯髄診断器という、歯の歯面に器械を当て、微弱な電流を流し、歯の神経の生死を歯の神経の過敏状態チェックする。 通常、正常な隣在歯などと比較し、電気を流しても全く感じない場合は、歯髄壊死や歯髄壊疽、歯根嚢胞、などと診断でき、歯の神経の治療が必要となる。  

レントゲン診査

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咬合診

  プラスチックスティックや割りばしなどを噛んでもらい、痛みの状態など調べたり、歯のひび割れの有無を調べたりします。 また、咬合紙、咬合リボンと呼ばれるかみ合わせを調べる材料で、かみ合わせの異常を調べたりします。    

CT診断

様々な医療機器が発達した今日では、それらの医療器材を用いることにより、より精密に、正確な、また、従来の画像診断では見えない疾患の状態を把握することが可能になってきました。 そのような中で、根管治療においても、CTによる検査は欠かすことのできない検査の一つになってきています。   a849  CTのデータをさらに、ボリュームレンダリング処理(3D画像処理)で診断 歯槽膿漏(歯周病)と歯の根の病衣が混在し、鼻腔底近くにまで及んでいる状態をよりリアルに把握でき、患者様にも理解してもらうことができる。 140924(15)140924(5)140924(10)   (クリックで拡大) 歯性上顎洞炎(いわゆる蓄膿症)と、歯の根の病気をより精密に診断できる。 (レントゲン画像は、主に歯や骨などの硬組織を診断するもので、粘膜などの軟組織を診ることは難しいが、CTはMRIのように軟組織と硬組織を診ること可能なため。)

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2014年09月15日

根管治療 歯の根の治療(歯の神経の治療、歯髄治療)がなぜ難しいか

京都市左京区の北山にある、インプラント、矯正歯科(歯列矯正)、審美歯科、歯周病治療、根管治療専門の北山吉川歯科クリニックです



根管治療がなぜ難しいか 今日、目覚ましい、発達をし、歯科治療のレベルをおおいに高めた治療の一つに、歯科インプランントがあります。この歯科インプランントの治療は、失った歯(永久歯)をもう一度取り戻す、歯科の再生、再建治療として、非常に重要な役割を果たし、その治療のメリットを多くな患者様が享受し、一昔前では、一度歯を失うと、入れ歯(義歯)でその失った部分を補う以外に方法がなかったことから考えても、大変な素晴らしい治療です。


根管治療は、そのインプランントの治療のずっと以前からある治療ですが、痛みや腫れがあると、歯を抜いていた時代には、同じく、その当時の素晴らしい再生治療の一つです。

どちらの治療も、現在ほぼ、治療法も確立され、安定した治療ですが、以前根管治療が、専門治療とされているのは、その精密さと難易度に差があるからです。

具体的には、インプラントは、骨にドリルで穴をあけ、差し歯を埋め込みます。一方、根管治療は、その骨より小さい、歯の根にドリルで穴をあけ、差し歯を埋め込みます。

そして、治療後、骨に行ったインプランント治療は、骨の自然治癒に助けられ、安定しますが、根管治療は、歯が自然治癒することがないため、確実に歯科医師が治さなければならないといった違いが、難しさの違いの一つになります。(ただし、インプランントはより全身的な手術の難しさを伴います。)

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2014年09月13日

根管治療 歯の根の治療(歯の神経の治療、歯髄治療)根管治療成功のための条件とは

京都市左京区の北山にある、インプラント、矯正歯科(歯列矯正)、審美歯科、歯周病治療、根管治療専門の北山吉川歯科クリニックです



RCT要素 図1 根管治療成功のための条件とは、
  • 確実な原因の診断が必要
  • 確実なレントゲン撮影技術が必要
  • 確実な虫歯除去治療が必要
  • 確実な根管治療が必要
  • 確実な土台治療が必要
  • 確実な補綴治療(被せ物)が必要
  • 確実な術後確認が必要
  • 確実なメンテナンスが必要
以上のような条件がすべてそろわなければ、根管治療の成功率に影響が出ます。 その理由は
  • 確実な原因の診断が必要(歯の神経の状態に合わせた治療方針が必要になるため)
  • 確実なレントゲン撮影技術が必要(歯の根の病気の原因と大きさ、治癒の確認が必要になるため)
  • 確実な虫歯除去治療が必要(虫歯の完全除去ののちに根管治療に入らないと、歯の根に虫歯菌が押し込まれるため)
  • 確実な根管治療が必要(根管治療自体が技術の差が出るため)
  • 確実な土台治療が必要(根管への再感染の経路になったり、歯の根の保護、強化にとって大切なため)
  • 確実な被せ物が必要(根管への再感染の経路になったり、かみ合わせが歯根歯周組織の回復安定の要素になるため)
  • 確実な術後確認が必要(根管治療の治癒と安定は術後管理が大切なため)
  • 確実なメンテナンスが必要(経年的な変化を見守り、予防的立場での管理が必要なため)
  • 京都 北山吉川歯科クリニックの根管治療については、当クリニックの根管治療HPまたは、治療ブログのカテゴリーから根管治療を参照してください。
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2014年09月12日

根管治療 歯の根の治療(歯の神経の治療、歯髄治療)のトラブル(偶発症と不快症状)とは

京都市左京区の北山にある、インプラント、矯正歯科(歯列矯正)、審美歯科、歯周病治療、根管治療専門の北山吉川歯科クリニックです



根管治療(歯の根、歯髄の治療)におけるトラブル(偶発症と不快症状)には以下のようなものが挙げられます。
  • 根管治療の治療器具の根管内破折
  • 根管からの歯肉や歯根膜への穿孔
  • 根管治療の治療器具の飲み込みや吸引
  • 皮下気腫
  • 残髄
  • 根管治療中や根管治療後の根尖性歯周炎

根管治療の治療器具の根管内破折

原因と予防 処置

根管からの歯肉や歯根膜への穿孔

原因と予防 処置

根管治療の治療器具の飲み込みや吸引

原因と予防 処置

皮下気腫

原因と予防 処置

残髄

原因と予防 処置

根管治療中や根管治療後の根尖性歯周炎

原因と予防 処置

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2013年12月22日

芸能人の歯の治療(イモトさん)

芸能人の歯の治療(イモトさん)に見る根管治療

京都だけでなく、滋賀県(大津市、草津市など)、大阪府、兵庫県(神戸市など)、奈良県、愛知県(名古屋市)、岐阜県などからも、根管治療を希望して来院される京都市左京区の北山吉川歯科クリニックです。

2013-11-10 19.50.18.jpg 2013-11-10 19.50.41.jpg 2013-11-10 19.50.47.jpg 2013-11-10 19.50.49.jpg 2013-11-10 19.51.09.jpg 2013-11-10 19.51.16.jpg 2013-11-10 19.51.18.jpg 2013-11-10 19.51.20.jpg 2013-11-10 19.51.21.jpg ここでレントゲンや、症状から判断すると 2013-11-10 19.50.21kakudaikaki.jpg 歯を抜かずに3日の治療で十分に回復できろ治療です 当クリニックの根管治療との比較 WS000027.JPG 当クリニックの根管治療の実際 WS000026.JPG 根管治療の流れ(4回のアポイント *現在では最新の器材があり、1日で4回分のこの最後の治療まで終えることができる WS000028.JPG 根管治療の経過と結果(歯が抜かずに残る)


北山吉川歯科クリニックの根管治療についてより詳しくは、クリニックの根管治療専門ホームページをご覧ください。
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