2007年03月16日

歯の神経の治療における保険治療と自費治療の違い

 当クリニックでは、歯の神経の治療は基本的に自費治療になります。その、違いについては、治療例で説明します。
 まず、歯の神経の治療(根管治療とも呼ばれます)は、進行した虫歯や不正なかみ合わせなどによるダメージ等によって、歯の神経が損傷したり、壊死してしまい、痛みとなったり、膿んで顎の骨を溶かしたりしている状態を、治す治療です。
 この治療は適切に治療することで、歯の神経がなくても、歯が元の歯と同じように治すことができるとてもよい治療ですが、その治療を正しく行うことは、とても難しく、高度の技術と一回の治療に十分な時間が要求されます。
 そこで、当クリニックでは、アメリカの専門医と同じ治療方法で治療を行います。それにより、治療の回数が少なく、短期間で治すだけでなく、歯を救える確立が非常に高くなります。


見たところは問題のないようなセラミックの差し歯ですが矢印のところに歯の根の病気に起因する腫脹がお顔を腫らす原因と思われました。


術前のレントゲン写真 矢印の先に直径4mmほどの黒い影(歯根膿胞)があり顎の骨を溶かしてお顔を腫らす原因となっており、このままでは抜歯が必要になります。緊急治療としてたまった膿を出して腫れと炎症を抑えます。


1回目のアポイントメント
(抜歯をせずに、歯の根の再治療で歯根膿胞を治し、歯を蘇らせます。
もちろん仮歯を付けはずししながら治療ます。)



2回目のアポイントメント
(歯の根の治療は終了)


4回目のアポイントメント
(治療の完了)


 
定期健診時
(治療の完治の確認)

 一般的な保険治療では何ヶ月も通い、その上、治癒しないことが多くあることとの違いが、当クリニックでの自費の治療になります。
 また、アメリカでは、インプラント治療の前に、自分の歯を残す価値の認識高さから、根管治療が大切にされていると考えられます。
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2006年04月10日

歯の根の病気について

歯の根の病気について

一般的には、この歯の根の病気についてはあまりよく知られていませんが、実は、これが原因による、歯の喪失が多いことにはあまりよくしられていません。
歯医者に、歯が痛いといって訪れたとき、痛みがおさまれば、治ったと思われるのが当然だと思います。
しかし、実際は、この歯の根が治ったというのは、歯の根の中の虫歯や感染物質がきちんと取り除かれ、なおかつ、歯の根がもとの歯と同じように機能できる状態に回復しているということです。
実際には、90%以上の歯が膿んでいます。
口臭がおこり、歯が失われています。
どうすればいいのでしょうか、それでは、再治療、手術、抜歯(その後ブリッジ、インプラント)。
どの方法を選ぶのがよいのでしょう?
これも、正確な検査と診断で把握することができ、歯を失うことを避ける事ができます。
posted by 北山吉川歯科クリニック at 11:06| 歯の神経(歯の根)の治療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月28日

歯が失われていく例

質の良い治療を受けていない、ごく一般的な方のお口がどのような状態になっているか、また、どのように歯が失われていくのか、わかりやすく写真で例をとって説明していきましょう。

roentgen-04.jpgこれは、31歳の男性の歯のレントゲン写真です。決して、特別に悪い状態ではなく、悪いところの自覚症状もありません。ただ「抜歯したところが2年ほどそのままになっているので気になる」といって来院されたのです。

このお口の中は、自覚症状がないにもかかわらず、大切な歯が急速に失われていく状態にあります。反面、質の良い適切な治療を受ければ、その後それ以上に歯を失わなくてもいい状態でもあります。

このケースを含め一般に言えることは、「なぜ、以前に抜歯に至り歯を失ったか、また、同じことを防ぐにはどうすればいいのか」を知った上で治療を受けなければならない、ということです。これが、その後のお口の健康を保つのに重要になってきます。

写真の右側を見てください。上・奥の3番目の歯が抜けています。これは、2年ほど前に、腫れがきつくなって別の歯科医院を受診した際に「抜く以外の方法はない」ということで抜歯されたとのことです。抜歯後に、根の先の膿の袋の跡が丸くへこんで残っています。左側も見てください。ここも奥歯がないのは、同じ様な経過があったかと思われます。

さらにこれ以上、本来の歯を失うことがないようにしたいものです。しかし、写真の右下一番奥・右上一番奥・四番目の3本で、歯の根の先の顎を溶かしている同じ感染の状態の歯が見られます。

この時点で歯の根の治療を受ければ、歯は抜歯にいたることはなく、また健康な状態に戻ります。しかし、そのまま放置すると、歯を失うだけでなく全体のかみ合わせにまで影響が出ます。

実際、右上の一番奥の歯が飛び出してきています。左上の歯がないところの両隣の歯も横にずれており、そこにかみあう下の歯も飛び出してしまっています。

このようにどんどん歯が悪くなっていくことは悲しいことですが、よく見られることなのです。このような状態にならないようにする治療、または、このような状態から抜歯を回避して健康な状態にさせることができる治療、これが「質の良い治療」といえます。
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2006年01月27日

歯根のレントゲン写真

roentgen-01.jpg治療前のレントゲン写真です。

歯の根の先に黒い影が見えますが、これが顎の骨を溶かし抜歯にいたらせる病変です。そのほかにも、被せた歯と歯の元の部分にギャップがあり、ばい菌がその中に簡単に入りやすくなっています。また、後ろの歯との間に小さい初期虫歯を見ることができます。

roentgen-02.jpg丁寧に治療を進め、根の先の病変を治します。





roentgen-03.jpg治療開始からわずか二ヶ月ほどで、きれいに治っています。
もし、この治療を行なわなかったら、この歯は5年ほどのうちに自覚症状がないまま顎の骨を溶かし、ある時に急に腫れたり痛み出したりして抜歯しなければならなくなっているでしょう。この治療によって、またこれから先の数十年、健康な歯として機能することができるのです。

これは治療のわずか一部の例です。こういった治療をおこなっていくには、高度の技術・テクニックと、一人一人の患者さんを丁寧に時間をかけて治療していくスタイルが必要です。北山吉川クリニックでは、常に、本当に良い「こだわった」治療をしていきたいと考えています。
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2006年01月26日

歯根の治療例

shikon-01.jpg一見何ともないように見える銀歯ですがこのお口の場合銀歯の中や下で起こっている病変とその後ろの歯と歯の間の虫歯の治療が必要になっているのが前もって行なわれている精密検査でわかっているので正確で効率のいい治療を進めていけました。

shikon-02.jpgまず銀歯をはずすと中はボロボロに腐っているような状態でした。




shikon-03.jpg健康な歯の質をきちんと残し丁寧に虫歯の部分を取り除くと後ろの歯の虫歯も黒くなってみえてきました。
ここから、治療の中でも難しい歯の根の再治療を行いました。

shikon-04.jpg歯の根の治療を終えたら、仮歯をかぶせ、日常生活に差し障りがないようにして、一日目の治療が終了します。




shikon-05.jpg2回目に丁寧に歯の再治療を行い歯の根を長く再び機能できるように処置をします。歯の根の治療はわずか二回で完了です。一般的に何回も通ってなかなか痛みが治まらず、結局歯の根の治療も不完全であるといったことがよくみられるのとの違いです。



shikon-06.jpg3回目には、被せるための歯の基礎治療と後ろの歯の虫歯治療をしました。ここからは、当院では治療を急がず歯ぐきがきれいに治るのを仮歯のままで一ヶ月以上待って被せる歯の型をとります。
このように当院では治療期間は歯ぐきの回復などをじっくり待つので通院期間が一見長く感じますが、それはよりよい患者さんのための治療であり、実際の通院回数はかえって一般の歯医者さんよりも少ないのです。

shikon-07.jpgきれいに被せているので見た目もかみ合わせもよくなりましたが、さらに本当に良くなっているのは、目に見えないところにあります。


shikon-08.jpg術前の歯列の写真です。






shikon-09.jpg術後の歯列の写真です。







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2006年01月25日

「神経を抜く」には高度の技術と丁寧な治療が必要です

治療の質について

治療の質が問われる、目に見えない治療(特に歯の根の治療)を含む、実際の当院での治療を例に説明します。

一般的に、歯の「神経を抜く」と言われる治療は、歯の痛みを止めるだけの治療と考えられがちです。しかし、本来は、歯の神経がなくなって枯れ木のようにもろくなってしまう歯を、元のままの健康な歯と同じぐらい丈夫で健康になるようにしてあげる治療といえます。

実際このような治療には、高度の技術と丁寧な治療が必要とされます。そのためアメリカでは、専門医「Endodontist」【根管治療専門医】がこの治療に当たることになっています。

歯の神経を抜く治療を受けたのに結局また同じところが数年後に腫れて痛み出し抜歯にいたる、という状態になることが現実的に多く見られます。これは「治療の質」=根管治療に対する理解」=神経がなくなった後の歯に対する考えがなかったためです。

歯の痛み自体は、神経を治療すれば簡単におさまります。しかし、その後、その歯が健全な歯と同じぐらい元に戻るには、高度の技術と丁寧な治療が必要になってきます。是非、こういった理解を持っていただきたいと思っています。
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