2014年03月10日

歯の神経を抜かないための予防治療(中心結節の保護)

歯の先天的な奇形のために、歯の神経が虫歯や、歯槽膿漏でなくても抜かなければならない状態になることがあります。

このような状況をさけるためにも、きちんと定期健診を受け、歯科医師にチェックしてもらうとともに、適切な処置を受けることで、予防的に歯を守ることができます。


後続の永久歯に中心結節と呼ばれる歯の突起がみられ、歯の神経に近い突起になっているようにみられる。




完全に萌出して、噛んで折れてしまう前に、周りをプラスチックの樹脂などで保護することで、歯の神経の損傷をさけることができる場合がある。
posted by 北山吉川歯科クリニック at 13:25| 予防歯科 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月27日

差し歯の土台の治療とは

 差し歯は歯の神経を治療した後に失われた歯の実質部分
(象牙質やセメント質)に当たる部分を修復し、
セラミックスのクラウンと呼ばれる人工エナメル質
(エナメル質、象牙質)にあたる部分を修復し、
元の天然歯として、見た目とかみ合わせ(審美性と機能性)
を回復する治療です。
 当クリニックでは、インプラントの症例数においては、
世界的トップメーカーであり、一番信頼できるインプラント
といっても過言ではないアストラインプラント
(アストラゼネカ製薬)の京都で一番の症例数を誇っておりますが、
インプラントの治療よりも、もっと難しい、歯の根の再治療で、
天然の歯をもっと残しています。


見た目には問題がないような状態ですが、きちんとした診断と治療を受けなければ、前歯を失ってしまう状態です。

丈夫な土台が入っており、歯を傷つけずにはずす必要があります。

慎重に金属の土台をはずします。

差し歯の土台をはずすと、ボロボロで通常では残せません。

別の角度からです。





歯茎の3ミリ下まで歯が腐っていました。

なんとか歯の基礎を再生することはできましたが。

真中から2番目の歯は真中の歯より短くないと審美的でないのですが、歯の腐っていた位置まできちんと治療するとこういう歯を入れざるおえません。

しかしながら、当クリニック独自の治療で審美的な形とバランスに再生させることができました。

 この治療では、当クリニックの一口腔一単位の治療の進め方ではなく、治療の優先順位を歯を失わないこととして、専門家の判断と技術で、患者さんの満足できる治療の進め方をした治療になります。

 当クリニックで治療を受けていなければ、間違いなく、インプラントを勧められて、自分の歯を失った上に、一本40万円近くの費用が必要になっていたのではないでしょうか。

このような治療が、歯を抜かないと同時に本当の予防治療といえると思います。

北山吉川歯科クリニックの根管治療についてより詳しくは、クリニックの根管治療専門ホームページをご覧ください。
posted by 北山吉川歯科クリニック at 09:14| 予防歯科 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月22日

乳歯に見る、本当の予防治療

本当の予防治療は乳歯の時期からの正しいホームドクターによる管理から始まります。
また、良い予防治療とは、フッ素塗布やシーラントによる虫歯予防といったものをさすのではなく、適切な検査診断を含めたものをさすと考えます。

乳歯の歯科疾患の特徴のひとつと対応法を挙げてみます。

 乳歯の虫歯は主に、奥歯の歯と歯の間に好発します。しかしながら、これは見ただけでは分からない部分から、進行し、たとえ親御さんが一般的な仕上げ磨きを毎日熱心にしてあげたとしても防いだり見つけたりすることは難しいでしょう。
そこで、専門家による正しい検査と、予防処置が必要になります。


普段、仕上げ磨きを熱心にしてもっらているお子さんの歯がかけたとのことで来院された奥歯です。6歳であることは、一番右の奥歯が通称、6歳臼歯と呼ばれる一番最初にはえる永久歯です。


もう、この段階では、虫歯はかなり進行してしまっており、お子さんでも麻酔をしっかりしてきちんとした治療が必要になっているのです。
そして、もうひとつここで、大切なことがあります。それは、隣の歯も大きく虫歯になっているということです。


実際の虫歯の大きさです。


虫歯をきちんと治療するとともにかみ合わせもきちんとします。


無事治療が完了しました。


乳歯虫歯の典型的な、歯医者の受診の仕方ではないでしょうか?
このような、状態でお子さんを初めて歯科医院を訪れさせることはあまり好ましいことではないのです。


穴の開いた歯だけでなはく隣の歯も虫歯になっています。


乳歯であっても麻酔をして、きちんと治療をおこないます。

このように、正しい予防、正しい検査、正しい治療とは何かを理解したうえで、かかりつけの歯科医とお子さんとご家族の信頼関係を築いていくことが
子供さんのお口の健康をきちんと管理できる良い方法だと考えます。

北山吉川歯科クリニックの歯科治療についてより詳しくは、クリニックの専門のホームページをご覧ください。
posted by 北山吉川歯科クリニック at 17:48| 予防歯科 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月27日

歯の健康を守るための質の高い虫歯治療

歯の健康を保つための最も丁寧な治療の方法は健康な歯質をなるべく削らずに、なおかつ虫歯は完全に取り除き、なおかつ、歯の神経を最大限に温存し、歯の寿命を延ばすことができるものである必要があります。
そのため、当クリニックでは、難しい虫歯の治療を非常に時間をかけて行うことがよくあります。


術前の状態


銀歯をはずすと大きな虫歯


一番奥の歯は虫歯を完全に取りのぞくと歯の神経を抜かないとだめな状態


歯の神経を残すための特殊な治療をし半年以上待って、完全な治療を行うための再治療します。


一年後の状態


前回の虫歯治療の続きを行います(手前は完治できているので奥のみ)


第二象牙質(歯の自然治癒力による再生)がきれいに出来上がり、歯の神経を残して虫歯を完全に取り除くことができました


さらに歯の神経を保護


完全な虫歯治療ができた状態

一見簡単と思われる虫歯治療も実際は非常に難しく、このように時間と適切な処置のテクニックが要求される治療になります。
posted by 北山吉川歯科クリニック at 17:01| 予防歯科 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月20日

予防治療と本格的虫歯治療

歯科治療における予防治療とはフッ素などを使用して虫歯を予防するというものを思い浮かべると思いますが、きちんとした検査こそが予防治療の第一歩であり、また、早期における適切な治療も予防治療といえます。


見た目も自覚症状もなくても、適切な診査で虫歯を適切に発見します。


バイトウィングXrayと呼ばれる初期の虫歯を発見するためのレントゲンで診査します。この方法は、早期に虫歯を発見するだけでなく、治療後の歯が問題ないかも検診することにも用います。
黄色の丸のところに虫歯がありました。


比較的大きく進行しています。


レーザーの歯診断機で虫歯反応数値が出ます。


健康な歯を削らずに虫歯だけを完全に除去します。


虫歯をきれいに取り除きました。


レーザー診断機でも虫歯は完全になくなっていることが確認できます。


治療はすぐに終わります。。


約一年後の定期健診時の状態も見た目もレントゲンの経過も全く問題なくきれいに保てれています。

この段階できちんと治療できれば治療が容易なだけでなく、歯を削るのを最小限で抑えることができ、結果歯も健康な状態を長くたもつことができます。。
posted by 北山吉川歯科クリニック at 18:53| 予防歯科 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月06日

フッ素について


自然界の水や食物は、もともといくらかのフッ素を多かれ少なかれ含んでいて、お口の健康に寄与しています。
 また、歯磨き粉や含漱剤やジェルなどのケアー製品を使う事で、フッ素に触れる事ができます。事実、約90%の歯磨き粉や多くのうがい薬に、フッ素が含まれています。
 食べ物や飲み物のなかに含まれる体系的なフッ素や歯の表面に見られるフッ素のどちらも同じくらい歯を強くする働きがあります。
 フッ素は、全ての世代の人のためのものです。例えば、発育段階の子供たちや、まだ歯が形成されているときは、フッ素は歯のエナメル質を固くして、虫歯の原因となる酸に対して歯質の強化を行う作用があります。
 大人では、もっと効果があります。フッ素は、初期の虫歯だけでなく、目に見えるようになってきている虫歯でさえも、再石灰化として知られるプロセスで修復する助けとなります。
 そして、歯と歯ぐきの間に沿ってみられる根面齲蝕などの問題がある老人たちにも、フッ素はこれらの状態を軽減させることができます。
 フッ素は虫歯を防ぐ意味で良い方法である事は事実です。しかし、フッ素だけでは、歯科的な問題を防げません。
 それを補うために、1日2回のブラッシングと、バランスの良い食事をとる事、それから、定期的に歯科医師に診てもらう事が大切になってきます。
posted by 北山吉川歯科クリニック at 16:30| 予防歯科 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする